江戸時代において猫は、鼠捕りの実用目的で飼われていただけでなく、多くの人々がペットとしていました。文献にも当時の愛猫家たちの「猫かわいがり」ぶりがのこされています。
また、猫は多くの浮世絵にも登場します。中でも、愛猫家として有名な浮世絵師・歌川国芳の作品は突出して多く、美人画の中で生活の一部にとけ込んだ猫の姿を描くだけでなく、擬人的な表現を用いて猫たちが人間さながらな生活をするなど、発想の豊かさに驚かされます。
本展は、愛猫家・歌川国芳の作品を中心として、美人画、歌舞伎で人気となった化け猫、擬人化された猫のユーモラスな戯画と子供たちが遊んだ猫の玩具絵など様々な猫の姿を見るものです。
「Life of Cats :Selections from the Hiraki Ukiyo-e Collection」
会期:2015年3月13日(金)〜 2015年6月7日(日)
前期:3月13日(金)〜 4月26日(日)
後期:4月29日(水)〜 6月7日(日)
会場:Japan Society Gallery(New York)
333 East 47th Street New York, NY 10017
「Life of Cats」展は、3月13日に無事展覧会初日を迎えました。
ニューヨークタイムスにも展覧会が大きく取り上げられ、
ニューヨークのアートファン&猫ファンに熱い歓迎を受けました。
Chapter 1 Cats and People |
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Life of Cats - Kashiwagi from the series Lady Murasaki's Genji Cards |
Life of Cats -An Imaginary Scene of the Origin of the Cat Stone at Okabe | Life of Cats - Hopular Hot spring spa |
水野美術館 2014年8月2日(土)〜 2014年9月15日(月・祝)