我が国には四季に彩られた豊かな風土があり、名所として選ばれた風景も多数あります。美しい風景を気象現象や時間の変化とともに眺め、抒情性を強く感じる伝統があります。近代になって画家たちは、自分たちの目で見、従来の名所絵に囚われない新しい風景を描こうとしました。新版画の画家たちは、古き時代の香りを残す風景を描いて郷愁を誘い、創作版画の画家たちは、近代的建築物が立ち並ぶ新しい都市の景観も描いています。ここに掲載した作品からは、それぞれの表現、描写の違いを見ることができると同時に、風景を通して時代の変遷を感じることができるでしょう。
小杉放菴記念日光美術館
「平木コレクション 木版画で旅するにっぽんの風景 ー吉田博と川瀬巴水を中心に」
会 期:2019年7月13日(土)〜 9月8日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時00分(ご入館は午後4時30分まで)
栃木県日光市山内2388ー3
tel: 0288- 50 - 1200
尾道市立美術館 2014年3月15日(土)~2014年5月11日(日)
美術館「えき」KYOTO 2018年7月 5 日(木)〜 2018年8月 1 日(水)