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コレクションから今月の一枚

歌川国芳
 東都富士見三十六景 隅田堤の夕富士
弘化元年(1844)頃/横大判・錦絵

Utagawa Kuniyoshi
View of Mt. Fuji at Dusk from the Sumida River Bank, from the series The Thirty-Six Views of Mt. Fuji from the Eastern Capital ("Toto Fujimi Sanjurokkei Sudazutumi no Yufuji")
c.Koka 1(1844)/ Horizontal Ōban, Nishiki-e

 

 富士山を主題にして江戸各所の景色を描いたシリーズ。夕暮れ時の向島辺りの隅田堤で、二人の男が指差す先に富士のシルエットがうっすらと浮かび上がっている。その前に浅草寺の五重塔のシルエットが見えている。奥に行くほど風景の影が薄くなる表現が巧みである。「気もせきや鳥もねぐらに戻るころ 雪の衣を富士は着にけり 応賀門人万字亭応行」。
 本図は、「傑作 浮世絵 揃い踏み ー平木コレクションー」にて展示公開中
                    (会期:7月14日〜8月27日/ 会場:岡山県立美術館)

平木コレクションについて

平木コレクションは、戦前の三大コレクションとして著名な「松方コレクション」「斎藤コレクション」「三原コレクション」の内、実業家平木信二氏によって所有された斎藤、三原コレクションの二大コレクションに増補集大成して形成されたものです。浮世絵の創始と称される菱川師宣から橋口五葉や伊東深水という近代版画に至るまで、近世以降の版画の歴史をたどることが出来るように蒐集されたコレクションです。約6000点の所蔵作品には、重要文化財11点、重要美術品238点を含み、その質の高さは内外に知られています。

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