元禄13年(1700)に刊行された『風流絵本四方屏風(ふうりゅうえほんよもびょうぶ)』は、初代鳥居清信による役者絵本です。
浮世絵初期の作品のため、平木浮世絵財団本、ボストン美術館本、黄雀文庫本の三本のみ現存する貴重本です。
その中で、唯一版本の形を留めた黄雀本を底本として、全ページを原寸大のカラー画像として掲載しました。
初代市川團十郎が江戸歌舞伎の荒事を創始し、中村七三郎、山中平九郎、水木辰之介、生嶋新五郎らの名優が揃った華やかな元禄期の歌舞伎の雰囲気を伝わってきます。
巻末の各図解説では、各役者の略年譜と役者評判記の一文も記し、役者の当時の評判を知ることができます。
役者絵黎明期の初代鳥居清信の流麗な画風を楽しめるのはもちろん、研究書としても活用できる書籍となりました。
A4変形(29.5cm × 22.5cm) カバー カラー100頁
図録代 2800円(税込)+430円(送料)=3230円
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